2020/11/05
勉強会
福岡県福津市で空き家活用を行っている津屋崎空き家活用応援団様に視察に伺いました。
津屋崎空き家活用応援団様は地元行政から相談窓口業務、空き家調査を請け負い、その後の空き家活用に繋げていて、空き家活用には「まちづくり」を念頭に取り組んでおり、貸主と借主、地元住民との人間関係づくりを丁寧に行っていらっしゃいます。
津屋崎空き家活用応援団の古橋 範朗様から「地域の人とのかかわり方、不動産活用に向けた地域住民の合意形成の手法など」についてお話を伺うことができました。
津屋崎空き家活用応援団様は、福津市の津屋崎地域への移住支援を主に行っていることから、空き家を移住者用の住宅として流通させるための取り組みが特徴的でした。
物件情報収集や、移住者がスムーズに地域に入り込めるように、地元の人との関係性を重視しており、運営しているゲストハウスでは、地域の高齢者に昔のまちの様子を聞く会として「朝ごはん会」を開催されています。
また、地域の質が上がることで、所有者様にとっても納得いく価格で売却しやすくなるため、空き家流通の市場形成としても形になりつつあると思いました。
移住希望者と地域住民との橋渡しを丁寧にすることで、そもそも活用に前向きでなかった空き家所有者の意識が変わったり、より活用の幅が広がったりすることを事例をとおして学ぶことができました。
そのためにも、地域住民、空き家所有者とのつながりづくりが必要であり、その手法も柔軟にトライする必要だと感じました。
一般的に行われている“勉強会”という切り口だけではなく、サロンや食事会などのイベントの開催もこれにつながる取り組みになりうると学ぶことができました。
ご不明な点はお問い合わせフォームより
お気軽にお問い合わせください